トリプタン系薬剤
- 2025年4月17日
- 頭痛・片頭痛の治療薬
トリプタン系薬剤の効果と作用のしくみ
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トリプタン系薬ってどんなお薬?
トリプタン系薬剤は、片頭痛の発作をおさえるための専用の薬です。
・マクサルト(リザトリプタン)
・イミグラン(スマトリプタン)
・アマージ(ナラトリプタン)
・ゾーミック(ゾルミトリプタン)
・レルパックス(エレトリプタン)
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どんなふうに効くの?
片頭痛のとき、脳の血管が広がって炎症を起こし、神経が刺激されて痛みが出ると考えられています。
トリプタン系薬は、この広がった血管を元に戻し(収縮させて)、さらに炎症や神経の刺激をおさえることで頭痛をしずめます。
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いつ飲むと効果的?
• **頭痛が始まったら早期(前兆のあとすぐ)**に飲むと、より効果を発揮します。
• 痛みが強くなってからでは効きにくい場合があるため、できるだけ早めに飲むことがポイントです。
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⚠ 注意点もあります
• 飲みすぎは逆効果(薬物乱用頭痛)になることもあるので、使用回数は医師の指示に従いましょう。
• 脳や心臓の血管に病気がある方には使えない場合があります。
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メッセージ
「いつも同じ頭痛薬が効かない」「すぐに日常生活に戻りたい」そんな方にとって、トリプタン系薬は片頭痛と上手につき合うための心強い味方です。ご自身の頭痛のタイプに合っているかどうかは、ぜひ医師に相談してください。