注意!トリプタン系薬剤と脳血管障害|青葉台脳神経クリニック|青葉台の頭痛と認知専門外来・MRI検査

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医療コラム

注意!トリプタン系薬剤と脳血管障害|青葉台脳神経クリニック|青葉台の頭痛と認知専門外来・MRI検査

注意!トリプタン系薬剤と脳血管障害

脳血管障害(脳梗塞や脳出血)のある患者さんに、トリプタン系薬剤は使えません。
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トリプタン系薬とは?
トリプタン系薬は、片頭痛の発作をしずめるお薬です。痛みの原因となる脳の血管の広がりをギュッと収縮させて、頭痛を和らげます。
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🚫 なぜ脳血管障害がある人には使えないの?
脳血管障害(脳梗塞・脳出血・一過性脳虚血発作など)がある方は、すでに脳の血管がもろくなっていたり、血流が悪くなっている可能性があります。
トリプタン系薬は血管を収縮させる作用があるため、次のようなリスクがあります:
• 脳の血流がさらに悪くなってしまう
• 再び脳梗塞を起こす可能性がある
そのため、脳の血管に問題がある方には安全性の面から使うことができない(=禁忌)とされています。
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🧠 患者さんへのメッセージ
「この薬がよく効くから使いたい」と思っても、体の状態によっては危険になることもあります。医師は患者さん一人ひとりの病歴を考えて、最も安全で効果的なお薬を選んでいます。以前から飲んでいるから絶対安心ということはありません。医師と相談し必要に応じて脳血管の状態を確認することをお勧めいたします。

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