消炎鎮痛剤 NSAIDs(ロキソニン/セレコックスなど)
- 2025年4月17日
- 頭痛・片頭痛の治療薬
ロキソニンやセレコックスといった消炎鎮痛剤(NSAIDs)が頭痛に効くしくみ
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消炎鎮痛剤ってどんな薬?
ロキソニン(ロキソプロフェン)やセレコックス(セレコキシブ)は、「消炎鎮痛剤(NSAIDs)」と呼ばれるお薬です。
「消炎=炎症をおさえる」「鎮痛=痛みをおさえる」作用があるので、頭痛をはじめ、腰痛や関節の痛みなどにもよく使われます。
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頭痛への作用のしくみ
頭痛が起こるとき、体の中では「プロスタグランジン」という痛み物質が増えています。この物質は、炎症や痛み、血管の広がりに関わっていて、片頭痛や緊張型頭痛の一因になります。
消炎鎮痛剤は:
1. プロスタグランジンが作られるのをブロック
2. 炎症や血管の広がりをおさえ、神経の刺激を減らす
3. その結果、痛みが軽くなる
という流れで頭痛をしずめます。
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どんなタイプの頭痛に効くの?
• 緊張型頭痛(首や肩のこりからくる重い痛み)
• 軽〜中等度の片頭痛(トリプタンを使うほどではない時)
に効果が期待できます。
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⚠ 注意点
• 胃が荒れることがあるので、空腹時の服用は避けるのが安心です。
• 長期間・多量に使い続けると、薬物乱用頭痛や胃腸・腎臓への負担が心配です。
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✉ メッセージ
「とりあえず飲む薬」になりがちな消炎鎮痛剤ですが、正しいタイミングと量で使うことが大切です。ご自身の頭痛のタイプや頻度に合った使い方について、医師と相談しながら上手に付き合っていきましょう。