片頭痛の予防薬・予防注射|青葉台脳神経クリニック|青葉台の頭痛と認知専門外来・MRI検査

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医療コラム

片頭痛の予防薬・予防注射|青葉台脳神経クリニック|青葉台の頭痛と認知専門外来・MRI検査

片頭痛の予防薬・予防注射

片頭痛の発作が月に4回以上あり、発作がつらくて日常生活に支障がある人には、発作を減らすための「予防薬」がすすめられることがあります。

【予防薬の種類と特徴】
① 内服薬(飲み薬)
これらはもともと他の病気のお薬として使われていましたが、片頭痛の発作を起こりにくくする効果があることが分かっています。

インデラル(プロプラノロール)  高血圧・不整脈 心臓を落ち着かせて、発作を抑える
デパケン(バルプロ酸)  てんかん・気分障害 脳の興奮をおさえて発作を防ぐ
ミグシス(ロメリジン)  血圧の薬 血管を広げて、片頭痛を防ぐ
トリプタノール(アミトリプチリン)  うつ病・慢性痛 痛みに関係する神経をやわらげる

② 注射薬(CGRP関連薬)
近年登場した片頭痛予防のための専用の薬(3種類)です。
片頭痛の原因となる「CGRP」という物質をブロックして、発作を減らします。
・エムガルティ:月1回 注射
・アジョビ:4週に1回 または3か月に1回注射
・アイモビーグ:4週に1回注射
はじめはクリニックで注射を実施しますが、医師看護師から指導を受けることで自宅で注射をすることも可能です(自己注射)。その場合、最大3か月分を処方することが可能です。

【予防薬を使うとどうなるの?】
• 発作の回数・重さ・長さが軽くなる
• 痛み止め(トリプタンなど)の使用回数が減る
• 仕事・学校・家事がしやすくなる

【患者さんへのひとこと】
予防薬は「すぐ効く薬」ではありませんが、続けて使うことで片頭痛の負担を減らすことができます。
副作用や効果に不安がある場合は、医師や薬剤師に相談しながら進めていきましょう。

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