神経障害性疼痛について|青葉台脳神経クリニック|青葉台の頭痛と認知専門外来・MRI検査

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医療コラム

神経障害性疼痛について|青葉台脳神経クリニック|青葉台の頭痛と認知専門外来・MRI検査

神経障害性疼痛について

神経障害性疼痛とは?

神経障害性疼痛とは、神経が傷ついたり、圧迫されたりすることで起こる痛みです。普通の痛み(ケガや炎症による痛み)とはちがい、神経そのものが原因で痛みが続くのが特徴です。

いわゆる「頭痛」とは少し違うのですが、痛みの発現部位が「頭部」「頭皮」のときもありますので、併せて紹介いたします。

 

どんな症状?
ピリピリ・ビリビリするような痛み
焼けるような熱い痛み
触れていないのに痛む
軽く触れただけでも痛い(アロディニア)
しびれや感覚のにぶさを伴うこともある

痛みは慢性的(長く続く)で、眠れない・動けないなど、日常生活に支障をきたすことがあります。

原因となる病気の例
・帯状疱疹後神経痛
・糖尿病による神経障害(糖尿病性神経障害)
・坐骨神経痛、脊椎疾患による神経圧迫
・脳卒中後の神経痛
・がんによる神経圧迫 など

治療法
神経障害性疼痛には、普通の痛み止め(NSAIDs)が効きにくいことがあります。

主な治療法:
・神経に作用する薬
 例:プレガバリン(リリカ)、デュロキセチン(サインバルタ)など
・抗うつ薬・抗てんかん薬の一部
 神経の過敏な反応を抑えます。
・外用薬(貼り薬や塗り薬)
・神経ブロック注射  ※当院では実施していません。

🌟 患者さんへのメッセージ
「頭皮の痛み」を「頭痛」と捉えて脳神経外科にご来院される患者様も少なくありません。診察の上、例えば「帯状疱疹」という診断になれば皮膚科を紹介することなどもございます。ご本人では判断が難しいこともあると思いますので、ご不安な時はお気軽にご相談ください。
神経障害性疼痛は、原因が神経にある特殊な痛みですが、適切な治療によりコントロールすることも期待できます。「しびれるような痛み」「普通の痛み止めが効かない痛み」があるときは、がまんせずに医師に相談しましょう。

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