脳ドック
脳ドック
脳ドックとは脳の健康状態を診断するための検査、「脳の健康診断」です。 脳ドックは健康診断の一環のため無症状(自覚症状のない方)を対象とした自由診療となっております(健康保険が適応されません)。 頭痛やめまい、しびれ、物忘れなど脳疾患を疑う症状がある方は健康保険を利用した保険診療としてMRI検査を受けることが可能です。 自由診療(脳ドック)か保険診療のどちらが適応されるか不明な場合はお気軽にご相談ください。 ご予約のご相談にも応じさせていただきます。
※脳ドックは健康保険が原則適応されないため費用は全額自費になりますが、お住まいの市町村やご所属の企業・保険組合によってはその費用に対して補助金・助成金が受けられる場合があります。一度ご確認いただくことをお勧めいたします。
頭部MRI/A 頚部MRA 19,800円(税込み)
受付から検査、お会計まで最短40分程度で行うことのできるコースです。 ベーシックコースと同様の検査内容ですが、当日検査後に医師からの説明がなく、後日レポートの郵送を以て結果報告させていただきます。 短時間の滞在時間で済むので、お忙しい方におすすめです。
頭部MRI/A 頚部MRA 22,000円(税込み)
一度MRI検査をしてみたい方向けのコースです。 脳や脳血管、頚動脈に病変がないかチェックできます。 当日、脳神経外科医専門医が撮影されたMRI画像について結果説明をいたします。 MRI検査のみなので検査が短時間(約30分)で、採血などがなく食事制限もないので時間帯が自由に選択できます。
頭部MRI/A 頚部MRA
32,000円(税込み)
脳MRI検査と一般健康診断を組み合わせたコースです。 最近、定期健康診断を受けていない方におすすめいたします。 MRI検査、心電図、胸部レントゲン検査については当日医師より結果説明いたします。 血液検査結果は後日レポート送付による報告となります。
40,000円(税込み)
物忘れが気になる方向けのコースです。 MRI検査では通常のMRI検査に加えて、VSRADという早期アルツハイマー型認知症診断支援システムを用いた解析も併せて行います。 MRIや心電図、胸部レントゲン検査の結果は当日医師から説明いたします。 血液検査結果は後日レポート送付による報告となります。
20,000円(税込み)
画像診断専門の放射線医が検査画像を読影いたします。 結果は後日血液検査結果・画像CDとともにレポートとしてご郵送いたします。
脳の病気は一度発症すると、一瞬にして生命を奪ったり、言語障害や手足の麻痺などの重い後遺症をもたらしたりして人生を大きく変えてしまうことがあります。脳卒中はその代表で、症状が出てからの治療では手遅れになってしまうことも少なくありません。脳腫瘍や認知症なども同様ですが、これらの危険因子を正しく把握して病気の発症を未然に防ぐことが一番大切になります。しかし一般の健康診断や人間ドックには、脳の検査は含まれておらず、そのため、普段から定期的に健康診断を受けていたのに、脳の病気で突然倒れてしまう、といったケースもあります。 脳ドックは、脳に特化した健康診断で、こうした病気を未然に発見し、危険因子を除去するためのアドバイスなどを行い、脳の健康長寿を維持することを目的としています。検査の結果、もし脳の疾患等が見つかった場合は、速やかに適切な治療を行えるようにいたします。
脳疾患は40歳を過ぎたころからリスクが高まり、自覚症状がまったくないまま突然起こることもあります。ですから自覚症状がなくても40歳を過ぎたら年に一度は脳ドックを受けて、ご自分の脳の状態をしっかり把握しておくと安心です。また、当院の脳ドックでは、脳血管疾患の原因になり得る動脈硬化の進行程度や血管の閉塞・狭窄などを詳細にチェックすることができ、幅広い脳疾患へのリスクを把握することが可能です。肥満、糖尿病、高血圧、脂質異常症がある方(脳卒中のリスクの高い方)、慢性的な頭痛がある方、ご家族に脳卒中・脳腫瘍を発症した人がいる方などはとくにおすすめします。
認知症の発見や予防につなげられるプランもあります。認知症の原因で最も多いのはアルツハイマー型認知症ですが、早期であれば進行を遅らせる内服治療が可能です。次に多いのは血管性認知症ですが、これは脳卒中の発症を予防し、脳卒中の危険因子をうまくコントロールすることで、認知症の罹患発症を防ぐことができます。また、慢性硬膜下血腫や正常圧水頭症、甲状腺機能障害やビタミン欠乏症などによるものは、治療によって治すことができる認知症です。 検査結果に応じて、リスク評価や予防につながる生活習慣指導なども行っています。